初戦から好投手との対戦で厳しい戦いが続く夏の全京も、いよいよ5回戦。
この試合に勝てば目標のベスト8入りということで、これまでの選手たちの成長と好調の投手陣の踏ん張りに期待し臨んだ1戦となりました。
試合は序盤から厳しい展開。初回、制球が乱れランナーを溜めたところで相手4番にタイムリーを打たれ先制されてしまいました。この回は、その後のピンチを何とかしのぎ、1点止まり。
しかし2回。ついにここまで踏ん張ってきた大熙が、相手打線につかまりました。前日までの球威がなく、ストライクを取りにいく力の無い球を弾き返され、2本のホームランなどで5失点。泰知にスイッチするも勢いは止められず、野手のミスも重なり、流れを止めることもできず、終わってみれば3人の投手で11失点と、見事なまでに打ちのめされました。
ここ数試合、小さなミスが出ていたのが気になってはいましたが、これまではなんとか投手、野手全員でカバーし失点を防いでいたものの、この試合ではついにそのミスが命取りとなり、大量失点につながってしまいました。
打線も相手好投手の前になかなかランナーに出ることができず、得意の揺さぶりをかけられないまま試合が続いていきました。
得点機は4回。先頭の泰士が四球を選びノーアウトのランナーを出すと、続く連がセンター前ヒットで続き、ここでダブルスチール。これが成功し、亀ちゃんのタイムリーで1点。1,3塁からスチールを仕掛け、これが捕手の暴投を呼び込みこの回2点目。
しかし後続が倒れ反撃もここまで。最後まで主導権を握れず完敗となりました。
悔やまれるのは立ち上がりの失点。コントロール重視でストライクゾーンに集め過ぎたことが強気で攻めてくる相手打線に火をつけてしまったことと、今大会何度も言っていた守備位置の確認が徹底しきれなかったことがこの試合の反省でもあり、次へ向けての課題であると思われます。
ベスト8入り目前での悔しい敗戦となりましたが、選手たちは意外とさっぱりしており、敗戦のダメージは全くなさそうです。
この大会を通じ自信がついたことと、この自信を胸に次なる戦いへ、もう目が向いているのではないか・・・と勝手に思っております。
大会前、選手たちには”最高の夏にしよう!”と言ってこの大会に挑みました。本当にここにきて選手たちが1歩ずつ成長していることが実感でき、楽しく野球ができております。
しかし、夏の全京も終わり、このチームで試合ができるのもあとわずか。最高のクライマックスへ向けまだまだ成長し続けなければいけません。
次なる目標は、わかさスタジアムで優勝すること。
最後のゴールへ向け、
投手(バッテリー)には、”1球1球に意味を持たせる投球”を。
野手の課題は”守備位置、打球への反応、カバーリングを自分たちで確認し、声を掛け合うこと”。
攻撃では、”まずは相手より優位に立って打席に入ること(準備をしっかりすること)”。そして、”最後まで振り切ること”。
これを今後の課題とし、また練習に励みたいと思います。
大会期間中、惜しまずご協力いただいたご父兄の皆様。応援に駆けつけていただいた後援会、OB、その他関係者の皆様。そして何より、連日無理なお願いにもかかわらずベンチ入り指導者として指揮をとってくださった安井会長、亀井コーチ。たくさんの皆様のご協力、誠にありがとうございました。
まだ、球友会をはじめ夏の大会は残っております。この夏を皆さんにとっても”最高の夏”となるようさらに盛り上げていきたいと思いますので、今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。
Fighters 笠井 |